Parco Presents RICHARD O'BRIEN'S ロッキー・ホラー・ショー

2012年1月2日 18:30公演 1階A列27番

年が明けて2日目で今年の運を使い果たしてしまった…!と本気で思った、有難くも「驚愕呆然恐怖(笑)の一瞬」を味わった舞台でした。

※いつもながら、感想のみでございますm(__)m

■観客参加型のミュージカル。

  • 観劇後に、ネットやパンフで知ったのですが、「ロッキーホラーショー」は全世界でこの演目自体に熱烈なファンもいる舞台で、観客がステージの演者と一緒に踊ったり会話したり、コスプレを楽しんだり…といった観客参加型の舞台、ということでした。
  • どうりで。そういえば開演前に真っ赤な髪(かつらだろうなあ)で、ゴスロリ?衣装のお客さん達を見つけてびっくりしたの覚えてるもの。
  • 開演前には客席通路を怪しげなメイド姿の女性が練り歩いては、ポップコーンを売りさばいていました。たくさん買うと「こちらのお客様はポップコーンを○個お買い上げになりましたあ!」とメイドさんが叫び、客席から歓声と拍手が沸き起こる、という既に通常の舞台とはあきらかに異なる雰囲気(笑)
  • (そのメイドさんは演者さんで、ステージが始まるとそのまま舞台に上がっていきました)
  • 舞台が始まってからは、ある場面に差し掛かると客席で複数の方が立ち上がり、その場でステージの演者と合わせて踊っていました。舞台に登場したスクリーンでは、振り付け説明のムービーが流れていて、踊りたい人はご一緒に!と演者もニコニコ。
  • そのときは、ストーリーとキャストのハチャメチャ具合にも何?何!?の連続だったので、ポカンとしてしまったけど、アンコールのときは客席全員でわーわー一緒にダンスしましたよ!ちゃんと踊れてるかどうかは別にして(笑)楽しかったー!


■本格的なB級ストーリー

  • ストーリーは、ザ・B級王道!!(笑)“若いカップルが、雨の降る深夜、怪しげなお城に迷い込む。その城の住人達は奇怪、奇妙、奇天烈でその最たる人物は城の主。愛と欲望と恐怖の時間が始まる…!”という感じだったかなあ(笑)実際、B級映画を目標に作られた脚本のようです。
  • なので、ストーリーはまったく難しいものではなく、気軽にB級楽しみましょ?というものでした。
  • ホラーと入ってるから、怖いかなあ…と開演前は少々不安に思っていたのですが、全然大丈夫だったです(笑)


■こんなこと、もう絶対に二度と無い…!!!

  • で、この「観客参加型」&「B級ストーリーなミュージカル」で、私の席、「1列目」だったんです。。
  • なんと。劇中でステージから降りてきたフランクフルター古田新太氏に、頬をそっと触られました…!!!(ぎゃー!!)
  • しかし、その時私の前に立ったフランクフルターは。
  • SMの女王のような衣装を身に着け、少しお尻が衣装からはみ出してて、そのお尻には何か書いてあって(お尻のことばっかり書いてるな)、網タイツと高いヒールの靴を履いていて。
  • 濃い青のアイシャドウで真っ赤な口紅、サイババを彷彿とさせる髪型。
  • そんなフランクフルターが。満面の笑みでこちらを見ていて、どー考えても目が合っている。
  • これは怖い。
  • 固まった私に手を差し伸べて、そのまま頬にぴたっと手を合わせたフランクフルター。笑顔のままでそのまま動かない。
  • これは本当に怖い。(←私のおびえMAX)
  • 恐怖で叫びたいのか、嬉しくて興奮したいのか、自分で判らない。(←頭真っ白)
  • 私のおびえっぷりに満足したのか、しばらくしてフランクフルターは笑顔のまま私の前から去っていきました。
  • 呆然。
  • そっと、フランクフルターが去った先を見ると、最前列の別の方と今度は拍手ごっこをしていたような。。混乱のあまり、記憶がものすごく曖昧デス。。
  • そして我にかえって隣のえびちゃんに「こここ、怖かったよーーー!!!」としがみつきました^_^;
  • だってだってだって、演者が、しかもフランクフルター古田新太氏が自分に絡んでくるとか夢にも思っていなかったんだもの!!
  • 自分の頬に手がある間、頭の片隅では、「も、もしかして私ここで何かやらなきゃいけないの!?歌うとか踊るとか!!!?」とも思ったし!(笑)
  • 今、思い出しても動悸がする。
  • しかし、思い出せば夢のような幻のような瞬間。
  • 大好きな演者さんと接触があるなんて、こんなこと二度とないよね。。
  • これも後で知ったのですが、最前列はこうやって(この場面では)フランクフルターと絡みがあるのだそうです。ひざに座られたり、なでなでされたり、抱きつかれたり、など(笑)

ということで、正直なところ、感想はもうここに尽きてしまいます^_^;
ああ、もう本当に怖かったけど、本当にうれしくって、忘れられない時間になりました。フランクフルター、ありがとう!!